メトリック表記(120/80-18)と、インチ表記(3.00-21)が読めます。R や ZR が入っていても構いません。
タイヤの表記は、120/80-18 なら「幅120mm・扁平率80%・リム径18インチ」です。扁平率は幅に対する側壁の高さの割合なので、側壁の高さは 120×0.80=96mm。外径はリムの直径に側壁2枚ぶんを足したものになります。
外径 = リム径(インチ) × 25.4 + 幅 × 扁平率 ÷ 100 × 2
120/80-18 なら 18×25.4+96×2 = 649.2mm です。円周はこれに円周率を掛けて 2039.5mm。1回転で約2m進む計算になります。
車高の変化は外径の差の半分です。外径が32mm大きくなっても、車軸が上がるのは16mm。下半分は地面に接しているためです。
インチ表記に扁平率は書かれていません。ここでは慣習にならって100%(側壁の高さ=幅)として計算しています。これは「そう決めて計算した」という話で、実物がその通りだという意味ではありません。
実物の外径は、同じ表記でも銘柄ごとに違います。ここに出るのは表記どおりに計算した値です。各社が実測値を公表していれば、そちらが正しい値です。10mm以上ちがう例もあります。
そのバイクに付くかどうかは、外径では決まりません。リム幅が合うか、フェンダーやスイングアームとの隙間が足りるか、チェーンやディスクに当たらないか――どれも別の話です。外径が近いことは、履けることの証明にはなりません。
速度計の欄は「ずれの変化ぶん」です。外径が大きくなると、同じ回転数で進む距離が増えるので、メーターの表示は実際より遅くなります。ただし多くの車両はもともと数%高めに表示する作りなので、この表は「純正から何km/hぶんずれるか」を見るものです。実際の誤差そのものではありません。ABSや車速に連動する装備がある車両では、外径を変えた影響が表示だけに留まらないことがあります。
アルファ表記(MT90-16 など)は計算できません。幅の対応が表でしか決まっていないためです。サイズ表記の早見表を見てください。